定食屋の賄い噺

軽ぅ-------い読み物になったら、いいな。。。。。

哀愁のマルカンデパートの3

晴れて日曜日を迎える。
いつもと違い、お母さんが少しばかり綺麗になってる。
お父さんも子供たちも、それが少し嬉しい。
化粧のノリがいつもより良いようだ。とお父さんは微笑む。
子供たちは、いつのまにかスキップしている。
(川田さんに見せたいくらいだ)


お母さんは、子供たちをお父さんに預け買い物。季節のものから流行のものへと
思う存分見て回る。もちろん、めったなことでは買わない。目の保養に専念する。
一日1万歩どころじゃなく、歩き疲れたのを契機に冷たいジュースを飲む。

が、今と違って100%天然のものではない。
渡辺のジュースの素のようなものだ。


お父さんといえば、子守を申し付けられたにも関わらず、
お兄ちゃんに、遊園地から出ないことと妹の面倒を見ることを条件に、
お小遣いを与える。そして、自分の時間を確保する。


子どもはというと、口うるさい親から解放されて、
遊園地で乗り物大会が始まる。