定食屋の賄い噺

軽ぅ-------い読み物になったら、いいな。。。。。

哀愁のマルカンデパートの4

お昼時間がやってくる。今日は、好きなものを選んで食べられる。
10分ほど迷ってから、お母さんはオムライス、お兄ちゃんはカツカレー。
いつものカレーにカツをプラスする。妹は・・・・
ナポリタンを食べたいが・・・お兄ちゃんのカツが気になる。
気になってしかたがない。ので、ナポリカツに決まる。

一方、お父さんは・・・・
10分前からビールを呑み始め、残りはコップ8分目。
子供たちが、ソフトを食べたいのを見越している。お母さんも見越してる。
お腹いっぱいになったら、ソフトが入らないんじゃなぁい??
で、妹がギブアップ。
かくして、ビールを呑み終わったお父さんは、ナポリタンの残りを得る。


子供たちは12段のソフトを半分ずつ食べる。

どちらも、いつかは一人で一本まるまる食べたいと思いながら食べる。
妹はソフトを手に持ち、お兄ちゃんは、ソフトの6割ほどをお椀に入れ、
最初は箸で、そして溶けだしたらスプーンでしゃくる。


午後の仕上げは、地下の惣菜売り場へ向かう。どれもこれも美味しそうだけど、
値段も高い。少しだけ出費が痛いが、何よりも夕餉の手抜きが嬉しい。
お父さんは、少し疲れたが、いつもの手料理よりも、少しだけグレードアップした
味に早く舌鼓を打ちたいと思う。
子供たちは、遊園地で遊び、少しばかりのオヤツとおもちゃを手にしご満悦。
かように、楽しい楽しい日曜日となるのだった。デパートに行けば。