定食屋の賄い噺

軽ぅ-------い読み物になったら、いいな。。。。。

値段

玉子丼。これが基本形。絶対的にゆるがない。定義・定理的なもの。
と、しよう。



親子鍋に玉ねぎをスライスして並べる。出汁醤油を入れる。
蕎麦つゆでも良い。火に掛け、玉ねぎがシナッとするまで煮る。


頃合いをみて、溶き卵を流し込み蓋をする。
丼ぶり飯のうえに、親子鍋から滑らすかのごとく流し入れるかのごとく
半熟卵で蓋をするがのごとく・・・(チトくどい)
昔はグリーンピースを三個乗せていたけど、最近は流行らない。
その代わりと言っちゃなんだけど、三つ葉なんぞを乗っけている。

で、値段は・・・そうだねぇ・・・このご時世だから・・・
でも、こんな店構えだから・・・客層もこんなだし・・・
ってんで、味噌汁と沢庵二きれつけて、450円とする。



この溶き卵を流し込む前段階で、鶏肉のこま切れを5.6個投入。
以下同文で親子丼の完成。値段は550円。

  (玉子丼と同じ写真に見えるかもしれませんが、恐らく錯覚です・・・)



鶏肉投入に変えて、トンカツ定食のカツよりチト小振りなカツを
入れれば、またまた以下同文でカツ丼の完成。750円でも納得。


問題は、天丼だ。滅多に出ない。こんな店構えだし、客層だし・・・
で、窮余の一策で、掻き揚げ丼にする。

蕎麦、うどんでも使うので、作り置きが出来る。ってもんだ。
で、麺よりは卵も使うし手間もあるし・・・ってんで、650円。
しかし、客はきっと鶏肉の量と掻き揚げの具を比較するだろう。
ここは600円としておこう。


その代わり、ミニ掻き揚げ丼を設定しておく。全部半分にするけど
値段は360円。
ラーメンも食べたいが、飯もチョッとは欲しい、って人もいるからね。