定食屋の賄い噺

軽ぅ-------い読み物になったら、いいな。。。。。

おでん

そろそろコンビニのレジの横から、
おでんの鍋が片付けられる日が近くなってきたようだ。


かじかんだ指先に、ふぅーっと息を吹きかけ、店内に入りカウンターに座る。
もちろん、カウンターの上に座るのではなく、ちゃんと椅子に座る。
夏とちがって、取りあえずのビールはいらないので、熱燗を二本ばかり注文する。
目の前では、湯気があがり、皿に掬ってくれるのを待ちわびているおでんダネが、
透き通った出汁の中で体を揺らしている。


それこそ取りあえずの、大根と蒟蒻とはんぺんを注文する。



まぁここまではフツーのおでん。
ところが
ところか
わると、このおでん。
どうやら真っ黒な出汁の中に入っているらしい。
そのうえ串が刺さっているとも聞く。

そのうえそのうえ、おでんだけの横丁まであるらしい。

またしてもそのうえ、魚粉だか鰹節粉を掛けて食すらしい。

しかもクロハンペンってのが定番らしい。


シゾォーカおでん。
静岡では、こう言うらしい。
給食でも出てくるらしい。